サムスプリント– 動脈性の出血では、数分で致死的状態に陥るため、ターニケットの使用が重要である。 –

サムスプリントの特徴

• ハサミで自在にカットできる
• MRI Conditional – 条件付きMRI可能
• 使用部位にぴったりフィット
• 軽く、強く、ソフトな感覚
• 装着のままでＸ線撮影可能

サムスプリントの構造

アルミ合金をポリウレタンで覆っている。
皮膚にやさしく、汚れを落としやすい。
変形しやすい。

サムスプリントの成形

Cの字に成型すると、患部を固定するのに十分な硬さになる。
ハサミで切断して、患部の大きさに合わせることができる。

C字型カーブ(強く)

C字型カーブを作成するには、サムスプリントの中心に親指を添える。親指を台にして、サムスプリントの端を手前に曲げる。強度と剛性が増す。
さらに強くするにはより深く曲げる。

逆C字型カーブ(更に強く)

まず、C字型カーブを作る。その後、C字型カーブの端を逆方法に曲げ、逆C字型カーブを作る。さらに強度が増す。

T字型カーブ(もっと強く)

サムスプリントの両端を折り、合わせる。次にT字型にするために、それぞれの側面の半分を逆方向に90℃折り曲げる。さらに強度が増す。

スタンダードスプリントの1/3(約30cm)でスプリントを折り、その部分が2重になるようにする。

2重部分をU字型にし、包帯などで留める。

U字型上部のスプリントにC-カーブを作り、スプリントを強くする。

スプリントを患部に当てる。傷病者の肩や背中に合わせて余分な部分を折る。

テープや包帯でスプリントを上腕に固定する。

フィンガースプリントへC字型カーブ作る。

C字型カーブに指を添える。指先ガードを作成するには、スプリントの先を絞る。

包帯などで指先を固定する。

靴下を脱いだり、足首が露出している場合は、くるぶしなど突起部と周囲にガーゼやタオルなどを当てる。

サムスプリントを半分に折る。

半分に折ったそれぞれの先端部から2/3にC字型カーブを作る。さらに強化する時は先端に逆C字型カーブを作る。

足と足首の周りにサムスプリントを折りたたむ。

テープあるいは包帯で固定する。