緊急時のハンズフリー
眼洗浄システム
受傷者の苦痛と医療スタッフの負担を大幅に軽減
角膜および結膜の化学熱傷は、
速やかに大量の洗浄液で連続的に洗浄することが重要です。
モーガンレンズによる眼洗浄は、薬物や熱傷により眼に障害を負った人の苦痛を和らげ鎮静効果をもたらします。
一定の流量で連続的に灌流する洗浄液は、速やかに角膜と結膜嚢全体に行き渡り、効果的に化学物質を洗い流して眼外へ排出されます。レンズは洗浄液により角膜から浮いた状態で留まり、受傷者は瞼を閉じたまま治療を受けることができます。
*結膜嚢とは
白目の表面と瞼の内面を覆っている透明な粘膜(結膜)のことで、結膜全体が袋状の構造をしていることから結膜嚢という。
化学物質による化学熱傷は、眼科の緊急事態の中でも最も緊急性が高いものです
化学熱傷を負った眼に対する最も重要な緊急治療は、徹底的かつ持続的な洗浄です。
この処置は、他のどの治療法よりも、治療の結果に大きな影響を与えます。
*眼の穿孔や角膜深部の損傷、眼球に埋没した異物がある場合などには、使用しないでください。
Recommendation
専門家は、結膜のpHが正常化(約7.0〜7.3)するまで洗浄を続けることを推奨しています。
10分後にpHを再チェックし、必要であれば処置を継続します。症状にもよりますが、乳酸リンゲルのpHは6.0〜7.0で、生理食塩水の(4.5〜7.5)よりも涙に近い(約7.1)ため、MorTan社は乳酸リンゲル液を推奨しています。また、乳酸リンゲル液に含まれる乳酸イオンは緩衝能を示し、緩衝能を持たない生理食塩水などと比べ、酸または塩基のpHを速やかに中性に戻します。
*抗生物質やステロイドとの併用は、適応がある場合に限ります。
ER看護師の息子である生後1年4ヵ月のタイタスは、洗濯機の上に置かれていた液体洗剤を浴びて眼に化学熱傷を負った。
母は救急外来に運ばれる前に、自宅で両眼を3~5分間洗浄した。救急外来では表面麻酔剤を点眼した後、モーガンレンズを両眼に挿入し、乳酸リンゲル液で洗浄を開始した。タイタスはすぐに眠りについた。
ER看護師の息子である生後1年4ヵ月のタイタスは、洗濯機の上に置かれていた液体洗剤を浴びて眼に化学熱傷を負った。
母は救急外来に運ばれる前に、自宅で両眼を3~5分間洗浄した。
救急外来では表面麻酔剤を点眼した後、モーガンレンズを両眼に挿入し、乳酸リンゲル液で洗浄を開始した。タイタスはすぐに眠りについた。
楕円形のモーガンレンズの長径は23mmで、生後6ヶ月の子供にも使用されています。
眼瞼裂(まぶたとまぶたの間の水平な開口部)の長さは、乳児期でも約24~25mmあり、成人の約28~30mmと数ミリしか違いません。子供の眼にも挿入できるのはそのためです。
ちなみに、角膜の水平直径は、新生児は約10.0mmで、成人では約11.8mmです。
眼軸長(眼球の長さ)は、3歳児は約22.5mmで、13歳でほぼ成人と同じ24mmになります。眼球は小さな時から大きく成長しているので、赤ちゃんの顔に比べて眼が大きく見えるのです。
製品構成
モーガンレンズにデリバリーセットとメディダクトを組み合わせることで、最も効果的なハンズフリーの眼洗浄システムが実現します。
MT6601
モーガンレンズ眼洗浄システム
基本セット : ・モーガンレンズ【2個】 ・デリバリーセット【1個】 ・メディダクト【2個】