戦術的戦傷救護 (Tactical Combat Casualty Care=TCCC)は、戦場における救護・医療のガイドラインで、
受傷の現場に於ける「防ぎ得る死」をなくすことを目的に、米国で1996 年に作成されました。
TCCC の検証によれば、戦傷死の60%が四肢の失血によるもの、33%は緊張性気胸に起因するものとされています。
重要なことは、その90%が受傷地で救急治療を受ける以前に死に至っているという事実です。
即ちTCCC は、その大部分が受傷の現場においてプリヴェンタブルデス「防ぎ得る死」であったと結論づけています。